国際報道 SPOT LIGHT INTERNATIONAL
イギリス海軍の空母「プリンス・オブ・ウェールズ」は今年4月にイギリス南部のポーツマスを出航し、先月西太平洋で日本、アメリカ、オーストラリアなど6か国での共同訓練を行った後日本に寄港している。イギリス空母打撃群の寄港は4年ぶりとなる。共同訓練では、「プリンス・オブ・ウェールズ」に搭載の戦闘機が海上自衛隊の護衛艦「かが」の看板に着艦した。日本との防衛協力強化の念頭にあるのが、中国の存在。イギリスのヒーリー国防相は海洋進出を強める中国を念頭に「インド太平洋地域と欧州の安全保障は不可分」だとして、日本との連携を深めてこの地域に積極的に関与する姿勢を鮮明にしている。
