イット! (ニュース)
今日、アメリカ議会で行われたトランプ大統領による施政方針演説。歴代最長となった1時間40分ほどの演説の中で、数々のトランプ節が飛び出した。トランプ大統領を盛り上げる共和党議員たち。一方で反対側に座る民主党の議員らは立ち上がらず、トランプ大統領のほうを見ないようにしている。異例のUSAコールの中、登壇したトランプ大統領は「このアメリカンドリームは、かつてないほど盛り上がっている」と訴え、政権発足から1カ月余りの実績を強調。その直後、民主党議員から大きなやじが巻き起こった。立ち上がって抗議する議員の姿も。これに対し、共和党議員たちは“USAコール”で対抗。立ち上がった議員に対してジョンソン下院議長は退出を命じた。ロイター通信によると、演説開始から1時間も経たないうちに、約30人の民主党議員が途中退席したといい、議会での分断が浮き彫りとなった。トランプ大統領が演説内で名前を出して持ち上げたのがイーロン・マスク氏。トランプ大統領は、DOGE(政府効率化省)が取り組む歳出削減事業を20個ほど紹介。政府の無駄削減について強い姿勢を打ち出した。演説内でどのような発言が出るか注目されていたのは、ウクライナについて。先週行われたウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談で、激しい口論を繰り広げたトランプ大統領。ウクライナの鉱物資源を巡る協定について、物別れに終わっていた。トランプ大統領のコメント「ウクライナのゼレンスキー大統領から重要な手紙を受け取った。鉱物と保障に関する合意については、いつでも締結する準備があるということだ」。トランプ氏は「野蛮な戦争を終わらせるため精力的に動いている」とも述べていて、近く再び首脳会談が開かれる可能性も出てきている。