THE TIME, THE TIME,マーケティング部
先月行われた世界有数の国際バレエコンクール「ユースアメリカグランプリ」で日本から参加した5人が表彰台に登った。10代のバレエダンサー約2000人が出場するユースアメリカグランプリで最年少の部に出場した12歳の山田優七がクラシック部門世界一の栄冠を手にした。その将来性を買われ年間スカラシップという奨学金でモナコのバレエ学校へ留学が決定した。山田優七は両親と弟、うさぎと暮らしている。母は「バレエを始める前は恥ずかしがり屋だった」と話した。山田優七はYouTubeで偶然見つけたバレエの動画を見てバレエをやりたいと考え、両親に直談判。7歳からKバレエ認定校の小林絹恵バレエスタジオに通うようになった。小林絹恵はかつてKバレエに所属するソリストだった。レッスンは週5回・月謝は19000円だがコンクールに出れば衣装代など費用がかさむ。母親は専業主婦からパートをはじめた。山田優七は2022年に「ユースアメリカグランプリ」クラシック部門1位となっており世界一を2回獲っている。初出場の時も奨学金でモナコへ短期留学している。今回目標にしていたのがモナコへの再留学で見事目標を達成した。Kバレエ・飯島望未も「ユースアメリカグランプリ」から世界の扉を開いた。飯島望未も13歳の時クラシック部門3位に入賞、15歳で単身渡米し16歳でヒューストン・バレエ団とプロ契約をした。現在はKバレエのプリンシパルとして数々の舞台に出演している。山田優七は「私も飯島望未のように観客を魅了させるようなバレエダンサーになりたい」と話した。Kバレエスクール・蔵謙太校長は「Kバレエでは独自の熊川メソッドというアジア人の骨格、筋肉に適した指導法を取り入れている。リズム感、ミュージカル、音楽をすごく重要視している」と話した。