スーパーJチャンネル newsBOX
バレエのユース・アメリカ・グランプリで軽やかに踊るのは札幌の中学1年生山田優七さん(12)。9歳から11歳のクラシック部門で女性1位となった。ANNでは受賞に至るまでの日々を取材していた。小学6年生のときの優七さん。学校から帰ったら兎と触れ合いリラックスモードだが、バレエ教室では一転。練習に打ち込む。週に5日通うレッスン。40分前にはスタジオ入りし1人でストレッチや筋トレなどを行う。こつこつ積んだトレーニングがあらわれているのが優七さんの足。足の甲が描くアーチはバレエを踊る上で重要なポイントのひとつ。バレエ歴15年の記者と比べるとその差は歴然。優七さんを教えるバレエ小林絹恵さんは「素質や才能を生かすには本人の努力次第。才能がある上に努力するところが彼女の伸びの早さ」などコメント。幼いころから踊るのが大好きだった優七さん。自ら願い出て7歳からバレエを始めた。弟も一緒に習っているためレッスン代は月に3万円以上。舞台の出演費やコンクールの遠征費もかかり、経済的な負担は少なくない。父親の友貴さんは「初めて自分からやりたいと言った。そうやって言われたらいいっていうしかない」などコメント。母の瑠理子さんは「お嬢様の習い事という感じで、習わせたくても習わせられるんだろうかと最初は思った」などコメント。自宅でも練習ができるようにスペースを確保。レッスンがない日も1時間以上自主練習をする。優七さんのがんばりは机の上でも。注意されたことをメモしておいて次のレッスンに役立てるのだそう。こうした努力が実ったのが国際コンクールだった。