午後LIVE ニュースーン トクシュ~ン
船橋志津枝さんは77歳の時に2匹の犬モモとダイを飼い始めた。船橋さんは合計で40年以上犬と連れ添ってきた。夫に先立たれたとき寂しさを共有した愛犬、しかし4年前76歳の時に愛犬が旅立ち悲しみにくれたという。その後新たに犬を飼おうとしたが高齢を理由にペットショップや里親も断られてしまった。そんな中犬の保護団体ドッグデュッカが行っている新しい取り組みを知った。引き取り手の少ない高齢の犬と飼いたくても飼えない高齢者を引き合わせるシニアドッグ・サポーター制度で、団体と高齢者が犬を共同で持ち飼育は高齢者の自宅でしてもらう仕組み。2019年に始まって以来、高齢者に預けられた犬は90頭に上る。モモとダイは船橋さんの生活環境など面談を重ねて選ばれ、2頭とも心臓に疾患があったがそれも踏まえて1週間のお試し飼育をやってみて事前に確認した。薬は団体が無料配布しており調子が悪い時は病院に連れていってくれる。これら費用はしつけ教室の収益やクラウドファンディングで賄われている。また船橋さんが飼えなくなった時は速やかに引き取ってくれる。また既に飼っている人が長く飼い続けられるように支援する取り組みもある。82歳の黒井久代さんは12年前から2匹の猫と暮らしているが、高齢になる中ずっと猫と暮らし続けられるのか気になっていた。そんな時に知ったのが京都市と民間企業のサービスで、行政と連携して猫の保護や去勢などを行っている。黒井さんは企業と契約し、飼えなくなった場合里親が見つかるまで保護してもらえるようになった。猫は人見知りが多く譲渡が難しいためこの企業は切れ目なく保護に移れるように定期的に訪問してなついてもらうようにしている。利用料金は月額6000円からで月に1回1時間の訪問で相談に応じて爪切りやトイレ掃除、買い出しの手伝いなどもしてくれる。健康状態の確認もしてくれるので安心して長く飼い続けられる。