ペルーに中国出資の巨大港 式典に習主席軍事利用に懸念も

2024年11月15日放送 23:01 - 23:04 テレビ東京
ワールドビジネスサテライト (ニュース)

APEC首脳会議が行われる会場の外では、世界のメディアが集まる中で治安の改善を求めるデモなどが行われていた。中国・習近平国家主席とペルー・ボルアルテ大統が参加したのは首都リマ近郊に完成した巨大な港、チャンカイ港の開港式典。チャンカイ港は習主席が提唱した中国主導の巨大経済圏構想「一帯一路」の事業の一環で中国の国有企業が出資し、運営の決定権を持っている。ペルー政府も、南米とアジアを結ぶハブ港になるとして経済効果を期待。こうした中国の動きに米国側はこの港が軍事利用されることを警戒している。米中首脳の対面での会談は16日、およそ1年ぶりに実施される予定でバイデン大統領は、軍同士の意思疎通の重要性を求める一方ウクライナへの侵攻を続けるロシアに対する支援に懸念を伝える方針。


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