モーサテ 日経朝特急
キリンホールディングス傘下のメルシャンは毎年11月の第3木曜日に販売が解禁されるフランス産ワインの新酒「ボージョレ・ヌーボー」について、今年秋分の輸入販売はしないことを決めた。来年以降も扱わない方針で、ボージョレの販売から撤退する。ブームだった1980年代から2000年代はじめに比べ消費が減少しているほか、円安などで輸入コストが上昇し、採算が合わなくなったとしている。今後は、低コストで品質が近年高まっている日本ワインに経営資源を踏み切る方針で、メルシャンの大塚社長は日本ワインについて「国内外で評価が高まっており、成長ポテンシャルはある」としている。(日経電子版)