マレーシア華僑虐殺 日本兵の親族は…

2025年8月23日放送 4:18 - 4:22 TBS
TBS NEWS (ニュース)

マレーシア・ネグリンセンビラン州に住む虐殺事件の生存者の鄭来さん90歳。6歳の時、日本兵の銃剣で体を貫かれ、その傷が今も残っている。1941年、イギリス領だったマレー半島に侵攻した日本軍は2ヶ月ほどでシンガポールを攻略した。一方で中国との戦況は泥沼化。日本軍はマレー半島から中国への経済援助を続けていた華僑と呼ばれる中国系住民を敵視し、大規模な粛清を命じた。鄭来さんの家族5人が殺害された。虐殺は各地で繰り返され、犠牲者はマレーシアで5万人を超えるとされている。歩兵第11連隊に所属していた橋本忠少尉は、虐殺を指揮した1人としてBC級戦犯になり28歳で処刑された。広島県に住む甥の橋本和正さんは処刑の理由について家族から聞かされていなかったが、20年ほど前に戦争犯罪に関する本で叔父の名前を見つけ、戦争裁判の記録を取り寄せた。そこには「女性や子どもを含む約350人を殺害した」と書かれていた。和正さんはこれまで2度マレーシアの虐殺現場などを訪問し、住民との対話を重ねてきた。加害の歴史に向き合い、現地の声に耳を傾けることを忘れてはいけないとしている。


キーワード
華僑廿日市市(広島)マレー半島大日本帝国軍橋本忠ネグリンセンビラン州(マレーシア)

TVでた蔵 関連記事…

木の上で闘い続けた父 (列島ニュース 2025/8/26 13:05

元軍医の遺言 特攻と覚醒剤 (NNNドキュメント’25 2025/8/25 0:55

元軍医の遺言 特攻と覚醒剤 (NNNドキュメント’25 2025/8/25 0:55

マレーシア華僑虐殺 日本兵の親族は… (ひるおび 2025/8/22 10:25

実態 旧日本軍の捕虜の男性語る 強制労働に暴行… (news every. 2025/8/18 15:50

© 2009-2025 WireAction, Inc. All Rights Reserved.