大下容子ワイド!スクランブル NEWSドリル
北朝鮮とロシアが急接近して関係を強化している。北朝鮮の後ろ盾とされてきた中国だが、今月6日に中朝国交樹立75周年に際して、金総書記が習近平国家主席に贈った祝電に変化が見られた。2019年の国交樹立70周年のときには「尊敬する総書記同志」と書かれていたが、今回は「尊敬する」という文字が消えて文字数も約4割減っていた。7日のプーチン大統領の誕生日に際して、金総書記が贈った祝電には「最も親しい私の同志」と記されていて親密ぶりをアピール。金総書記は習主席とは2019年の中朝首脳会談が最後となっているが、プーチン大統領とは去年と今年6月に露朝首脳会談を行っており、6月の首脳会談では包括的戦略パートナーシップ協定を締結している。包括的戦略パートナーシップ協定には、ロシアと北朝鮮いずれかの国が侵略された場合は、相互に支援するという規定がある。金総書記は「同盟関係のレベルに引き上げられた」と述べた。北朝鮮による道路の爆破を受けて南北の緊張が高まったおとといには、ロシア・ペスコフ大統領報道官が「緊張が高まる中、条約は明快な意味を持つ」と強調している。