国際報道 (SPOT LIGHT INTERNATIONAL)
ウクライナ情勢をめぐるロシアと北朝鮮の関係について。ゼレンスキー大統領は捕虜にした北朝鮮兵士2人が取り調べを受ける様子の動画を公開。ウクライナの特殊作戦軍は13日、クラスク集で北朝鮮の兵士17人を殺害したと発表。ロシアがウクライナへの軍事侵攻を開始してから来月で3年となる。ロシアは欧米との対立を深める一方で北朝鮮との関係を強化。北朝鮮と事実上の軍事同盟ともいえる条約に署名、先月発行している。ハバロフスクにある公立学校である課外活動のクラブが発足した。そこでは北朝鮮の指導理念「チュチェ思想」について学んでいた。金日成主席の指導理念だ。自衛という考え方で、脅威に対して自分たちを防衛するものだと答える生徒。クラブでは北朝鮮の歴史や文化、軍事なども学ぶ。北朝鮮との関係強化は国の教育方針にも表れている。歴史教師は、ウクライナ軍のドローンの残骸をさし、これは戦場からのトロフィーだと生徒たちにいう。帝国主義に対抗するために北朝鮮との強固な関係がより重要になっていることを伝えたいと教えた。授業には北朝鮮政府も協力している。生徒が北朝鮮を訪ね交流したこともある。自動小銃の組み立ても授業で行う。北朝鮮との関係強化は、国の教育方針にもあらわれている。軍事協力の意義が強調されている。「ソビエトは北朝鮮に装備と兵器を提供するなど幅広く支援した」などと教科書にある。朝鮮戦争では北朝鮮は韓国と戦い、ソビエトは北朝鮮を支援。