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米国大統領選挙のテレビ討論会の波紋が続いている。バイデン大統領が成すべきことは、自身の高齢への不安を打ち消し、あと4年、米国の大統領職を続けられると有権者に証明することだったが、言葉に詰まったり、言い間違え、覇気のない表情などが目立ち、たった一つの目標を成し遂げることがでかなかった。CBSなどは討論会の直後の2日間に有権者1100人余りを対象に世論調査を行った。その結果、「バイデン氏は再選を目指すべきか?」という質問に「目指すべきではない」と答えた人が72%に上り、今年2月の時点より9ポイント増えた。また、民主党支持層の間でも「再選を目指すべきではない」と回答した人が46%と半数近くに上っている。仮にバイデン大統領が8月の民主党大会前に撤退を決断した場合は、予備選挙でバイデン大統領が獲得した代議員たちの誓約が解かれ、代議員たちは他の候補に投票することができるようになる。この場合の党大会はオープン・コンベンションと呼ばれる。従来のように予備選挙で既に決まっている候補者を大統領候補に指名するのではなく、代議員が複数の候補者から過半数を得る1人が出るまで投票を続けることになる。米国メディアはハリス副大統領の他、ミシガン州・ホイットマー知事、カリフォルニア州・ニューサム知事、さらには、オバマ元大統領夫人のミシェルオバマ氏など様々な名前を挙げている。ただ、ミシェル氏を筆頭に本人に立候補の意思がないと伝えられている人もおり、今から新たな候補となっても多額の選挙資金を集めるのは大変難しいと指摘されている。