新美の巨人たち 新美の巨人たち
藤本さんは1971に北海道に生まれ、東神楽町という自然豊かな場所で育った藤本さん。東大の建築学科を卒業し、就職はせず独学で建築のありかたを探る日々を7年過ごした。すると空間の作られ方を把握したという。目指したのは森のように混沌としながらも他奥な存在を受け入れていく建築。2000年には青森県立美術館の設計コンペに提出したプランで転機が訪れる。黒川紀章ら名だたる建築家とともに最終選考へ。審査員だった伊東豊雄さんは1位は決まっていたという。気の向くままに、散策しながらアートに出会っていく。森のような美術館。2位となった青森のコンペのあと、事務所を立ち上げた藤本さんは国内外に建物を作った。