世界市場8兆円超も!縦型ショートドラマの魅力 / 企業も注目!縦型ショートドラマの広告活用 / 長編作品と競合は?縦型ショートドラマのこれから

2024年6月22日放送 5:37 - 5:59 フジテレビ
週刊フジテレビ批評 The批評対談

縦型ショートドラマについて上田さんは「スマホで見ることを想定して作られた縦画面の2分から3分とかのドラマ」、経済効果について品田さんは「5年後には世界市場が8兆円を超えるようになるのではと言われている」などとコメントした。上田慎一郎監督の「レンタル部下」が流れた。上田さんは「着想はネット記事を見て。とある中年のサラリーマンが部下をレンタルして一緒にカラオケ行って盛り上がってる写真を撮ってSNSに『盛り上がってます』みたいなのを投稿して承認欲求を満たすっていうので闇深と思った」などと話した。品田さん「俳優側に求めるものとか求められるものって何ですか?」と聞くと、上田「ないですね」などとコメント。縦型ショートドラマならではの魅力について上田さんは「つぶやくように物語を作るっていう感覚があって。例えば映画だったら企画始動から公開まで2年ぐらいかかっちゃう。今の社会のスピード感だと2年後には空気感が変わってるみたいなことが結構ある。本当に極端なことを言えば、朝見たニュースにインスパイアを受けて夜には公開するみたいな。物語を使って何か発言するみたいなこととかができる感覚が」などと話す。品田さんは「視聴者と近いということがあって。今日起きたことをすぐに映像にするし、それを見た人がまたコメントできるというSNSネット時代ならではの特徴がクリエイターに返る」などとコメントした。
今年4月、都内で次世代のクリエイターの発掘を目指す縦型ショートドラマのコンペティション「ショードラアワード2024」が行われた。受賞作品を紹介した。品田さんは「発想も視点もそれから編集まで含めていろいろなものが応募されてきたってことでびっくりした」などと話した。上田監督おすすめ作品は鈴木朝代「インサイド、シャツ。」だった。上田さんは「圧巻のリアリティ」などとコメントした。品田さんのおすすめ作品は奏羽茜「終電間際の男と女」だった。品田さんは「人気の秘密ってなんだろうというのを考えさせられる作品」などと話した。上田監督は三井住友カードの依頼で「忙しすぎる人」を製作した。上田さんは「三井住友(カード)さんからタッチ決済を訴求したい、PRしたいということで受けまして、ポイントの中に素早く決済できるタイパがいいということが入っていた。でもそれって今どこのタッチ決済も同じような機能はある。『差別化にならないですよね』という話になって。それならタイパ思考に対するカウンターメッセージを打って『うちの会社は違うぞ』というブランディングにした方がいいんじゃないかという話をしてこういった作品になりました」などと話した。品田さんは「製品とかサービスの差別化が難しくなる中でどうやって共感をしてもらうかっていうと、実は物語が持つような雰囲気とかテイストってすごく大切で、そういう気持ちがいいものにぶつかると感動もしますし、それを他の人にも勧めるっていうことでブランディングに役に立つ」などと話した。上田さんは「普段物語を摂取する暇がない人が摂取するきっかけ、入り口になっている。縦型ショート(ドラマ)が既存の映画とかドラマへの入り口にもなり得る。スマートグラスに変わったら空間全体のエンタメ化が行われていくと思う」などとコメントした。


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