ひるおび! (ニュース)
不動産不況が長引く中国で新築住宅の値崩れが続いている。主要都市のほとんどで5月の新築住宅価格指数が前の月から下落したことが分かった。主要70都市の約97%にあたる68都市で前月から下落した。都市別では、前月比で上海が+0.6%となった一方、北京は−1.1%、天津は−0.4%となった。マンションなどが売れなくなっていることが背景にあり、1月から5月までの不動産開発投資も前の年の同じ時期と比べて−10.1%となっている。中国政府は先月、住宅ローンの下限撤廃など不動産市場の活性化を狙った対策を打ち出したが、効果が表れるにはまだ時間がかかるとみられている。