ニュースウオッチ9 (ニュース)
影響が日本の水産物の輸出にも広がる中、中国以外に活路を見出す企業もある。函館市の水産加工会社は中国への輸出再開へ準備を進めていたが、その動きがストップしてしまったという。水産加工会社の餌取達彦社長は、ちょっと期待を裏切られた、業界全体としては憂慮すべき事態だと語る。この会社はもともと年間売上の約2~3割が中国向けだったが、東京電力 福島第一原発の処理水をめぐる中国政府の輸入停止措置で出荷できなくなった。この経験を教訓に、中国への輸出に頼らない事業に力を注いできたといい、中国への輸出なしに売り上げは1年ほどで回復した。
