モーサテ 日経朝特急
中国の金利低下が止まらない。国債利回りは30年物、20年物が日本を下回り10年物も世界ではスイス、日本に次ぐ低さとなった。大規模な金融緩和を見越し、中小の金融機関などが国債買いを急いでいるためだ。中国の20年物国債の利回りは6日、一時1.900%まで低下。一方20年物の日本国債利回りは1.918%まで上昇し、データが取得できる2001年11月以降、初めて中国が日本を下回った。7日も中国の利回りが日本を下回る場面があった。金利低下は通貨安圧力につながっていて、人民元は対ドルでおよそ17年ぶり安値に接近している。(日経電子版)
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