モーサテ (ニュース)
ゲストは丸紅経済研究所・今村卓、ソニーフィナンシャル・グループ・石川久美子。週末にかけて中東の地政学リスクが高まり金曜日は大幅下落となった。当初、イスラエルの攻撃は核施設に限定されるとみられていたが、実際には軍幹部の殺害、石油がガス施設を攻撃し体制の転換まで言い出している。アメリカにとっても予想外。アメリカ・トランプ大統領は15日にイランと交渉予定だったが、怒りから席を立っている。今後は不透明。この地政学リスクからNY原油先物は一時、14%高となった。イランはOPECで生産規模第3位。万が一、ホルムズ海峡を封鎖されるとサウジアラビアやクェートなどの輸送にも関わり供給不安となる。原油高が継続されるとアメリカの生産が増え、需要は世界景気の減速懸念から縮小傾向にあるため将来的には原油安が長引くこともある。