NHKニュース7 (ニュース)
ワシントンから中継。矢継ぎ早に公約に着手し日々世界に波紋を広げるトランプ流の政治は3か月がたっても変わらないが最近の大統領の言動には苛立ちとも取れる発言も目立ってきている。背景には思い描いたほどの成果があがっていないことへの焦りがあるとみられている。中国との貿易戦争へ突入したことでインフレや株安といった状況に陥った他、「すぐにでも終わらせる」と強調していたウクライナと中東の2つの戦争は終結に向けた道筋が描けないまま。また、トランプ関税については国民の72%が「短期的には米経済に悪影響を与える」と答えている。トランプ大統領が打つ次の一手として考えられるのは「FRBパウエル議長解任」「中間選挙に向けた減税」。減税に関しては景気浮揚と支持率回復を狙う施策と思われるがその実施時期などは不明。今回の関税政策は減税への財源確保の手段とみられており、今世界を揺るがしている関税措置は各国とのディールで一部を取り下げることはあっても多くは残るとの見方が現時点で有力となっている。