報道ステーション (ニュース)
少数与党の石破総理大臣。最大野党・立憲民主党が迫った予算案の修正。国民の暮らしのために予算の使い道を変えるべきだと訴える。財源については改革チームを立ち上げ基金などの削減で捻出するとしている。石破首相が倍増すると言った地方創生の予算。115兆円の予算案も野党の賛成がなければ成立しない。修正について、総理は応じる構えを見せた。衆議院予算委員会、立憲民主党・城井崇議員が「国民が物価高に苦しんでいる。予算修正が必要だ、ガソリン減税を速やかに実現すべき」と質問、石破茂総理大臣が「自民党、公明党、国民民主党で幹事長間の合意がある。ガソリンの暫定税率を廃止する」と答弁、酒井なつみ議員が「高額療養費制度の見直しは現役世代のがんや難病患者等の自己負担額が増えるのは矛盾しているのではないか」、奥野総一郎議員が「2000億円、使いきれない可能性がある。増加分の1000億円を給食費の無償化に振り分ける」など質問。少数与党と最大野党、力の変化が起きている。きのう野党側が慣例を破り多数決で決めた旧安倍派元会計責任者の招致。押し切られた自民党。衆議院予算委員会で中曽根康隆議員が「長年積み上げてきた全会一致の原則を逸脱するものであるとともに司法権の独立と人権保護の観点からも重大な禍根を残すものであり、極めて遺憾」、立憲民主党・長妻昭代表代行が「誰がこんな議決をさせる原因を作ったのか。松本元事務局長からヒアリングをしてキックバック再開にかかわった政治家を特定、発表していれば呼ぶ必要はない」と発言。