サタデーステーション (ニュース)
大雪の注意が呼びかけられていた新潟県妙高市。12時間降雪量が34cmを記録し全国1位となった。今季初となる冬将軍が到来し列島を寒気が包み込んだ。積雪量は全国約100地点で今季最大を記録。来週後半にもこの時期としては10年に1度レベルの大雪が降る可能性があり注意が必要。北陸周辺には今季初めて「JPCZ」と呼ばれる雪雲の帯が発生。JPCZが流れ込んだ長野県白馬村。スキー場・Hakuba47では大雪で予定を1週間早めて全コースオープン。気象学の専門家はJPCZの危険性を強調する。日本海側に記録的な大雪をもたらすJPCZ。三重大学・立花義裕教授は去年1月、観測船で日本海の荒波を進みJPCZ発生の様子を観測し、メカニズムの解明に挑んだ。立花教授は「地球温暖化がJPCZを更に発達させる要因になっている」とも指摘。ことし1月、岐阜県関ケ原町で12時間降雪量が58cmとなり、観測史上1位を記録するなど大雪となった。今シーズンについても警鐘を鳴らす。今年も懸念される大雪被害。対策にAIを活用し始めた地域もある。今シーズン初めて暴風雪警報が出された北海道留萌市。ライフラインに直結する重要な作業、除雪。デイサービスの現場では路面の雪の状況次第でその日のサービスが中止になることもある。留萌市の除雪作業を担う企業が始めたAIを使った効率化。定点カメラの映像や予報などから除雪をするべきかAIが判断するシステムを導入。巡回が不要になり、前日午後5時までに除雪の判断が可能になった。