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今年度の最低賃金の引き上げをめぐる議論がきのうから始まり、政府が2020年代に最低賃金を1500円まで引き上げる目標を掲げてから初めての議論となる。最低賃金は、企業が労働者に最低限支払わなければいけない賃金で、現在は全国平均の時給で1055円となっている。去年は過去最大となる5.1パーセントの引き上げとなったが、政府が目標として掲げる2020年代までに1500円を達成するには、5回の改定で毎回およそ7パーセント引き上げる必要がある。厚生労働省では、きのう午後、今年度の最低賃金の引き上げをめぐる議論が始まった。今年の春闘で賃上げ回答が相次いだことや物価高などから、引き上げ幅が焦点となっていて、目安となる額は7月下旬から8月上旬にもまとまる見通しだ。
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