列島ニュース (福岡局 昼のニュース)
「こども誰でも通園制度」は国が再来年度から全国で導入することにしていて、北九州市ではこれに向けて来月1日から申し込みを開始し、8月1日から受け入れを始める。対象は生後0歳6か月から3歳未満の未就園児で、市内の保育園と幼稚園、それに認定こども園の14施設で受け入れる予定で、施設ごとに定員がある。利用時間は月に10時間までで1時間あたり300円の利用料金がかかり、所得に応じて減免制度も設けられている。制度の導入は子育て家庭への支援につながることが期待されているが、受け入れる施設では保育士の人員配置などの課題もある。北九州市子ども施設企画課は「今年度の試験的な実施でニーズや効果を見極め、来年度以降のあり方を検討したい」としている。福岡県によると県内では北九州市のほかに福岡市がこの制度を導入していて、今年度は独自の取り組みとして利用時間を国の基準の4倍の月40時間に拡大して実施することにしている。