NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
フランス・マクロン大統領は、今月上旬に行われたヨーロッパ議会選挙で、自らが率いる与党連合が、自国第1主義や移民規制を掲げる極右政党の国民連合に大敗したことを受けて、議会下院にあたる国民議会を電撃的に解散した。議会下院の選挙は30日に1回目の投票が、来月7日に決選投票が行われる予定。28日に発表された世論調査に基づく議席予想では、定数577議席のうち、国民連合と連携する候補が合わせて最大265議席と今より3倍近く増やして最大勢力になり、議会解散を受けて急きょ結成された左派連合「新人民戦線」が最大200議席で第2勢力となる一方、与党連合は最大で100議席で議席を半数以上減らす可能性があるという、マクロン大統領にとって厳しい見通しが示されている。1回目の投票の結果は、日本時間のあす午前には大勢が判明する見通し。