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現在円安などにより、日本には多くの外国人観光客が訪れていて、長崎でも最近多くの外国人観光客が見られる。実は、佐世保市の伝統工芸・三川内焼にもインバウンドの効果が現れている。なぜ外国人観光客が伝統工芸にひかれるのか、そして焼き物の産地にはどんな影響があるのか取材。米国やヨーロッパなどからの観光客約3000人を乗せた大型客船が先月1日、佐世保港に寄港した。観光客がバスで向かうのは、佐世保市の焼き物の産地三川内。三川内焼は江戸時代、平戸藩の御用窯として栄え400年の歴史を誇り、高い技術が今も受け継がれている。現在、里山には13の窯元が軒を連ねている。ガイドを務めた中里太陽さんは三川内焼きの400年の歴史を誇る窯元の18代目。三川内焼の窯元の減少に不安を感じ、新しい取り組みとしてガイドを引き受けた。今回のツアーに参加した外国人観光客は約100人。窯元まで集まる里山まで訪れたのは今回が最大の人数。ツアー客は三川内焼の繊細な作りに魅了された。ツアーの最後に中里さんは細工づくりの実演を行った。