- 出演者
- 田代杏子 川崎寛司 小山径 柴田拓 喜多賢治 坂下恵理 五十嵐椋 福元まりあ
オープニング映像。
オープニングトーク。小山径アナウンサーが「きょうはフィギュアスケートのNHK杯がありますので2時半までお届けしていきます」などと伝えた。
長野県内で熊に襲われてけがをする人が相次ぐ中、飯山市では被害を防ごうと、熊を撃退するスプレーの使い方を学ぶ講習会が開かれた。講習会は、冬眠を前にした熊が食べ物を求めて人の生活エリアに出没する機会が増える時期となったことから開催され、熊の目撃情報を受けて初期対応に当たることが多い公園の管理者や学校関係者などおよそ15人が参加した。参加した人たちは撃退スプレーを使うときは熊から5mほどの距離を取り、目と鼻をめがけて噴射するなど効果的な使い方を確認していた。今年度、飯山市での熊の出没情報は先月末までに154件に上り、去年の同じ時期よりも25件増えているほか県内各地で熊に襲われてけがをする人が相次いでいる。飯山市では、市の施設に熊撃退スプレーを配備して被害防止のために活用するよう呼びかけているという。
雲仙普賢岳を望む雲仙市の妙見岳では秋の深まりとともに紅葉が見頃を迎えている。ロープウエーの運営会社によるとことしは気温が高い日が先月まで続いたため例年より2週間ほど遅れて見頃を迎えたという。ロープウエーの運営会社によると妙見岳の紅葉の見頃は来週半ばまでで、その後、標高の低い雲仙温泉街などで紅葉が見頃を迎えるという。
北アルプスの立山できょう今シーズンの初冠雪が観測された。富山地方気象台によると立山の初冠雪の観測は平年より1か月ほど遅く、観測史上2番目の遅さとなっている。気象台は1939年から立山の初冠雪を観測しているが今回は1977年の11月9日に次いで観測史上2番目の遅さになったという。立山の初冠雪は平年よりも27日去年より31日遅くなっていて気象台では、ことしは太平洋高気圧の勢力が秋に残るなどして、9月や10月の気温が高かったためとみている。標高2450mの立山の室堂平にあるホテルの従業員は「おととい雪が降って周辺が一気に白くなった。ことしはなかなか雪が降らなかったがやっと降ってきたという感じです」と話していた。
富山市のデパート富山大和ではきょうから6階のホールにお歳暮の特設コーナーが設けられた。売り場には富山特産のシロエビを使ったせんべいや、かまぼこなど名産品をはじめとした商品がおよそ700点並べられ午前10時の開店と同時に訪れた買い物客が販売員の説明を聞きながら商品を買い求めていた。また、このデパートでは能登半島地震からの復興に願いを込め、能登半島沖でとれたふぐや甘えびを使ったグラタンや能登地方の食材を使用したジェラートやジャムのセットなども販売している。特設コーナーは来月17日まで設けられオンラインでの商品の購入は来月20日まで受け付けているという。
越前がにのブランドで知られる福井県のズワイガニ漁は悪天候のため、おとといの解禁日から漁を見合わせていたが、けさ、漁船が一斉に漁港から出港していった。初競りは、きょう午後から順次行われる予定。県内のズワイガニ漁はオスが来年3月20日まで、メスが来月末まで行われる。
けさの県内は上空の寒気の影響で気温が下がり最低気温は大野市で1.1度、勝山市で1.6度、南越前町今庄で2.7度などと各地で今シーズン一番の冷え込みとなった。また、金沢地方気象台は白山の初冠雪を観測したと発表した。白山の初冠雪は去年より31日遅く、平年より18日遅いという。
本格的な冬を前にスリップなどによる事故や雪による立ち往生を防ごうと、雲南市で早めの冬用タイヤの装着の呼びかけが行われた。道の駅「たたらば壱番地」で河川国道事務所と警察の関係者が、松江自動車道や国道54号線では去年11月中旬に冬用タイヤを装着していない車が雪で立往生するケースが多発したこと伝えるチラシを渡してドライバーに早めの装着を呼びかけた。そして河川国道事務所のホームページで道路状況を確認して余裕をもって運転するよう呼びかけた。また去年11月、浜田市で交換した直後の冬用タイヤが大型トラックから外れて歩行者の男性に衝突し男性が大けがをする事故がありタイヤの装着状況の確認も行われた。1時間で確認した車両69台のうちすでに冬用タイヤを装着していたのは4台にとどまったという。
松江市は民間の支援団体と協力して公共施設のトイレなどに生理用品を配置するなど、必要なときに手に入らない「生理の貧困」の解消を目指している。こうした動きを拡大するため今年度、一部の小中学校のトイレでも試験的に生理用品を設置することを決めた。市がことし6月、小中学校の児童や生徒およそ4400人を対象に行ったアンケートでは、「トイレの個室で生理用品を調達したい」と答えた人が半数近くを占めたという。市は設置するモデル校を募集していて決まり次第各学校で説明会を行い今月以降、トイレに生理用品を設置していくとしている。来年1月をめどに、利用状況などについてアンケートを行うほか実施報告書を提出してもらう予定で、それらの結果をもとに設置場所を増やすかどうかを検討することにしている。松江市教育委員会は「生理に悩む女性の不安を軽減したい。試験的な配置の利用状況次第では場所を大幅に増やすことも検討していきたい」と話している。
北海道でかつて農耕馬として活躍した「ばん馬」と呼ばれる大型の馬が働くのは、旭川の深い森の中。伐採した木を森から運び出す馬搬という仕事。林業では材木として育てた木や手入れのために間伐された木を森から運び出す必要がある。山の所有者から依頼を受け、知床から天売島まで全道各地の森へ出張して木を運ぶ。西埜将世さんは2017年に厚真町で馬搬を始め馬4頭とスタッフ2名と共に馬搬の仕事を請負っている。西埜さんが馬搬を生業にしようと思ったきっかけは10年ほど前に、ヨーロッパで馬搬に出会ったことだった。北海道では、かつて伐採した木を馬で運ぶことが当たり前だった。雪に閉ざされ冬に作業ができない農家は都市部に出稼ぎに行くのも難しい中、農耕馬を使って馬搬を請け負うことを副業としていた。しかし機械化の進展に伴い馬搬は次第に衰退。国内で馬搬を生業にしている人は10数人にまで減っている。西埜さんが衰退する馬搬を復活させ生業にできると思った理由の一つが初期費用の低さ。馬搬は数千万円する大型重機を買う必要はなく昔の道具を直しながら使えばコストを抑えられる。さらにSDGsが叫ばれる中、機械を使わない馬搬は環境に優しいと注目を集めている。こうした環境的メリットに着目した大手企業が西埜さんに毎年馬搬を依頼している。馬搬の3つ目のメリットは話題性。馬搬の仕事がないときもイベントに引っ張りだこ。こうした馬搬のメリットや西埜さんの生き方に興味を持って馬搬を始めようとする若手もいる。西埜さんの元には機械を入れにくい遺跡調査の現場や公園整備の依頼もきている。