報道ステーション (ニュース)
政府備蓄米の入札に参加するJA福井県。政府が放出する備蓄米は全部で21万t。第1弾として青森県産「まっしぐら」や宮城県産「ひとめぼれ」など15万tが市場に出される。入札はあさってまで。落札されたコメが店頭に並ぶのは今月下旬以降の見通し。全国のスーパーでのコメの販売価格は5kgあたり3952円と9週連続値上がり。栃木県さくら市のコメ農家。去年12月時点で2025年産の新米は全て売約済みに。千葉で100年以上続く山武市のコメ農家はコメの生産だけでなくほかの農家からコメを仕入れスーパーなどに販売する集荷業者でもある。去年2月時点で1俵あたり1万5500円だった仕入れ価格はことし1月、3万8000円に。広島県広島市の業者は全国からコメを買い付け飲食店やスーパーなどに卸している。入札に参加したJA全農を通じて備蓄米を仕入れようとしているが価格が下がるのはまだ先とみている。参議院予算委員会で立憲民主党・徳永エリ議員が「この放出でどんな効果を期待しているのか」と質問、江藤拓農林水産大臣が「流通が改善してスタックが解消されれば当然価格は下に向かうことを期待していないのかと言われればそうあってもらいたい」と答弁。