THE TIME, 追っかけTIME
先週、渋谷のベンチで揉め事になり騒動となった催涙スプレー。護身用で持っていても攻撃に使うとなると凶器と同じ扱いになる。防犯意識の高まりから購入者が増えている護身用グッズ。特に催涙スプレーが注目されている。護身用のアイテムを販売する都内の専門店では近年、売上が急増していた。“ルフィ事件”など相次いだ闇バイトによる連続強盗事件をきっかけに催涙スプレーなど護身用グッズの売り上げが10倍以上に。一方、需要が増えることで懸念も。本来身を守るはずの護身用グッズ。誤った使用による事件も相次いでいる。今年5月には千葉県の商業施設で客同士がたばこをめぐって口論になった際、客の1人が催涙スプレーを噴射。先月は渋谷ヒカリエでベンチをめぐってトラブルになった男性の一方がスプレーを噴射。一昨日にも都内の地下鉄駅構内で男がスプレーを巻くトラブルが発生している。催涙スプレー以外にも女性を狙った犯行でカラースプレーを吹きかけた男が逮捕される事件も発生している。元千葉県警刑事の森雅人は「防衛手段での使用というより加害目的で使っているところが一番の問題点だと思います」と話した。
