羽鳥慎一モーニングショー (ニュース)
お風呂熱中症で死亡事故も。適切な温度、入浴時間と予防法を紹介。ヒートショックだけでなくお風呂熱中症も注意が必要。千葉科学大学大学院危機管理学研究科危機管理学専攻教授・黒木尚長氏がスタジオで解説。番組ではLINEで質問意見を募集している。応募方法を紹介。中山美穂さん、佐藤蛾次郎さんも浴室での不慮の事故。浴槽内での月別死亡者数を紹介(入浴中の死亡事故は12月〜1月が特に多い)。浴槽での死亡事故は交通事故死者より約3倍多い。50代の会社員の「寄って夜中の3時に風呂に入って寝てしまった、湯が冷たくなって起きた。2、3時間くらい入っていた」、70代女性の「42℃の暑いお湯に20分くらい入りのぼせるような感じになった」、20代会社員の「スマホ持って入り長風呂して目の前が真っ白になり倒れそうになった」というメッセージを紹介。石山アンジュさんは「私もスマホを持って入る、要注意なんだなと思った」などコメント。
ヒートショックは急激な温度変化により血圧が変動し、失神や心筋梗塞、脳卒中などが起きる状態。ヒートショック、お風呂で具合が悪くなった原因アンケート(熱中症疑いを含む84.2%)の紹介。黒木さんは「入浴中の熱中症による体調不良の可能性が高い。ゆでられてしまう」などと指摘した。80代女性、20代女性の例を紹介。石山さんはダイエット目的の入浴について質問し、黒木さんは「39度までに収まるなら安全。半身浴は安全。高温反復も短い時間なら大丈夫」と説明した。お風呂熱中症の解説。熱い湯で長風呂で体温上昇、浴槽から出られず(のぼせ、めまい)、重い熱中症になり溺水。黒木さんは「後遺症が残る」、「のぼせは38度をはるかに超えている」「41か2度なら、10分で1度あがる。発熱の時入ると短くしないといけない」「被害は9割が高齢者。いきなり意識障害」など話した。玉川さんは「夏の熱中症と一緒」と指摘した。
高齢者は神経の老化により皮膚感覚が鈍く、いつの間にかのぼせる原因になっている。黒木さんは「若い人は入浴中発汗による体温調節がしづらく深部体温が上がりやすい。高体温になりやすい子どもなど若い人も熱い湯の長風呂は要注意」という。全身浴で40度になるには44度20分間、42度24分間、41度30分間。出演者の入浴方法の紹介。30代の結城東輝さんは41℃の湯船に5分間入浴。子どもと一緒に歌を歌いながら入浴。これはリスクがほぼないという。20代女性の松岡さんは41℃の湯船に40分間入浴。入浴中にスマホで動画視聴(半身浴)。これはややリスクありだという。60代男性の玉川さんは40℃の湯船に5分間入浴。入浴直前に浴室感想で浴室を暖めることも。これはリスクがほぼないという。30代女性の石山さんは43℃の湯船に20分間入浴。15分間入浴後に洗髪・洗体、さらに5分間入浴。これはリスクがあるという。黒木さんは「1℃下げるだけで違う」「体温によって事故が起こる確率も変わってくる」など指摘。
黒木さんは温冷交代浴について話し「最近の風呂は自動保温や浴室暖房など入浴に関して、かなり便利なきのうが増えた。入浴時はこうした機能をよく理解した上でリスクが高まらないよう注意すべき」などコメント。お風呂熱中症にならないためにコップ一杯の水を飲む、41度の湯温に10分入浴、飲酒してからはなるべく入浴しない、スマホや本など長風呂での全身浴は注意。黒木さんは「40度以下なら全身浴でもいい」と話した。