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厚生労働省が先週金曜日に公表した人口動態統計の速報値によると去年1月から11月の出生数が66万1577人だったことが分かった。共同通信によると12月を含めた去年1年間の出生数は69万人程度の見込み。出生数が70万人を下回れば統計以来初のこと。2019年に90万人を2022年に80万人を割っていて毎年3万〜5万人ペースで減少を続けている。国の研究機関の国立社会保障・人口問題研究所の推計では出生数が70万人を割るのは13年後の2038年と見込まれていた。出生数減少が早まった理由について中央大学・山田昌弘教授は「新型コロナで産み控えた人がいる。コロナから回復しても若い人の経済状況の中で格差が出てきている。若者向けの出産期にある人向けの対策を全て打つくらいの覚悟がない限り、この少子化は止まらない」と指摘。