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人生100年時代といわれる中、米国で注目されている言葉「グレーディボース(熟年離婚)」。米国では離婚件数全体の40%近くが50歳以上での離婚となっているという。アーティストのエディスハイクさんは74歳。伝統的な家庭で育ちましたがいわゆる普通とは違う人生を歩んできた。50代を過ぎて独身になる新たなトレンドに乗る一人となった。この熟年離婚は芸能界でも話題になっている。オスカー女優のメリルストリープに、「Xメン」のヒュージャックマンも。ホームドラマの女王リアレミニは「私たちは自分らしくないと感じつつ役割を果たしてきた」とコメントした。さらに、有名デザイナーのレイチェルゾー、ビルゲイツとメリンダゲイツ、アルゴア元副大統領も離婚している。ボーリンググリーン州立大学・スーザンブラウン教授は「グレーディボース」という言葉の生みの親の一人。「仕事や子育てなどの忙しさから解放され夫婦で一緒にいる時間が増えた時に、お互いに共通するものがないと気付くから」とコメント。現在、米国の離婚の40%近くが50歳以上。10組に1組は65歳以上。日本の同居期間20年以上の離婚(2023年)3万9810件。離婚件数の23.5%(厚生労働省人口動態統計より)。日本の離婚の件数全体は2002年をピークに減ってきているが、4組に1組が同居期間20年以上のケース。