金曜日、”あんこが入っていないあんパン”と揶揄された年金改革法案が衆議院を通過した。厚労省の試算によると今後30年間で基礎年金が約3割も目減りすると予測されているが、当初の政府案ではこの問題に対処するための”基礎年金の底上げ措置”が一部の自民党議員から反発を受け削除された。これに対し立憲民主党・野田代表は「あんこが入っていない」などと批判。立憲案を丸飲みした修正案では、4年後の財政検証でも基礎年金が目減りすると予測された場合、厚生年金の積立金の一部と税金を充てて基礎年金を底上げ。その際に一時的に厚生年金の給付水準が下がることへの影響についても配慮するとしている。これに異論を唱えたのが河野太郎衆院議員で、「毒入りあんこ」などと批判した。