列島ニュース 札幌局 昼のニュース
中国の税関総署は昨夜、東京電力福島第一原発にたまる処理水の海洋放出を受けて一昨年8月から停止してきた日本産水産物の輸入を即日再開すると発表した。再開するのは福島県や東京都など10の都県産を除く水産物で、再会にあたっては日本業者の加工施設など中国当局に登録する必要があり、手続きが終わり次第日本からの輸出が可能になるという。別海町の水産加工会社はホタテが主力商品で、日本産水産物の輸入停止措置前までは中国向けが輸出全体の3割を占めていた。今回の輸入再開の動きを歓迎している。この会社では中国以外の販路を拡大しようとアメリカのほかベトナムなどへの輸出を強化しているが、再びホタテを中国に輸出しようと準備を進めている。