加速するAIロボット 開発 GMO派遣事業を開始へ

2025年3月27日放送 22:27 - 22:34 テレビ東京
ワールドビジネスサテライト (ニュース)

人の動きのデータをもとに開発されたAIロボット。手で押しても倒れず寝ていても起き上がる。通信大手のGMOインターネットグループの子会社が開発を進めるAIロボット。ロボットの外形部分はメーカーから調達し、そこに人の動きのデータをAIに読み込ませて駆動させるソフトウエアの開発を手がけている。GMO・AI&ロボティクス商事・内田朋宏社長「人材派遣型として提供したいと考えている」とコメント。GMOは4月からAIロボットの派遣事業を開始する。現状は人に代わる複雑な作業はできないため、イベントでの利用などを想定している。ただ人の手を借りない完全自立のAIロボットの開発には、まだまだ時間がかかる。
一方、人型でないロボットは私達のかなり身近な場所に。コンビニの飲料コーナーでペットボトルがなくなると手前に出てくる。その裏側をのぞいてみるとロボットが入れている。棚の欠品に合わせて自動で商品を補充するAIロボット。ファミリーマートは人手不足の一助としてAIロボットを全国の数十店舗で稼働させている。このAIロボットを作ったのがロボット開発のスタートアップ、テレイグジスタンス。テレイグジスタンスではAIロボットが想定外の事態に対応できないため、遠隔で管理している。AIロボットが完全に自立して動くには何が必要かについてテレイグジスタンス・佐野元紀CTO「やはりデータ」とコメント。AIロボットの開発に必要となるのがデータ。
その課題にオールジャパンで取り組む動き。AIロボット開発メーカーなどの産業界と大学がタッグを組んで設立したAIロボット協会、AIRoA。会員にはGMOやテレイグジスタンスの他、トヨタ自動車も参加。AIRoAは企業から大量のデータを集めてAIの基盤モデルを開発。その提供を受けた企業は高性能なAIロボットを小売や物流の現場に提供。そのロボットのデータをAIRoAが集めてさらに高性能なAIを作る、このエコシステムを作るのが狙い。自動運転に活用することも念頭にAIロボット開発を進めるトヨタ。人の熟練技術が必要な製造過程をロボットで自動化することなどを目指している。企業の垣根を越えた連携を期待しAIRoAへの参加を決めた。今回、日本勢が集結したのは別の事情もある。世界のAI開発をリードするアメリカのエヌビディアが今最も力を入れているのがAIロボット。今月、世界に向けてAIロボットに必要な半導体やソフトの開発環境などを丸ごと提供する構想を明らかに。また中国でも国を挙げてAIロボットの開発を加速させていて米中の覇権争いが始まっている。日本のロボットの権威でもあるAIRoAの尾形哲也理事長「日本はロボットの経験値は非常にたくさんある、集められるデータも非常に重要なデータが集められる可能性がある」とコメント。ものづくりの現場に眠る各企業のデータを連携して活用すれば世界で戦える日本のAIロボットを作ることは可能だとみている。トヨタ自動車アドバンストロボティクス研究領域・尾藤浩司研究長のコメント。


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