ワールドビジネスサテライト WBS Quick
日銀は1月の地域経済報告「さくらリポート」を発表し全国9つの地域のうち、北陸と東北の2つの地域で景気判断を引き上げた。北陸は能登半島地震から1年が経過し復興需要による公共投資が増えていて、今後も増加が予想されることとインバウンド需要の増加により持ち直した。また、東北では自動車大手の認証不正に伴う生産停止の影響が和らぎ、上方修正された。他の7つの地域は、景気判断を維持した。日銀が追加利上げに向け注目している今年の賃上げについて企業からは人材確保の点から去年並みの賃上げを行うという声がある一方、ベースアップを見送る方針の企業もあるなど対応が分かれている様子が報告された。