列島ニュース 名古屋局 昼のニュース
防災の日のきょう、名古屋市では南海トラフ巨大地震を想定して、警察や消防などの緊急車両がいち早く現場に行ける道路を確保するための訓練が行われた。道路を一時通行止めにして行われた訓練は、警察、消防の他、建設会社やJAF(日本自動車連盟)などが参加。訓練用に路上に放置してあった車を移動させる作業などを行った。大規模災害時には一般車両の走行を禁止し、緊急車両などが通行するための緊急交通路が指定されるが、過去には土砂崩れや倒木、放置車両などで道路がふさがれるケースも多く、被災地に向かう緊急車両が通行できる道路の確保が課題で、愛知県警では今回の訓練の検証も生かして、南海トラフ巨大地震への備えを進めることにしている。一方、岐阜県では警察の広域緊急援助隊が、大地震で被害が出たという想定で住民を救助する訓練を行った。倒壊した建物に人が取り残されているという情報をもとに、ドローンを飛ばして映像を確認。倒壊した建物にかけつけた。そして取り残された人を建物の外に助け出し、ヘリコプターで医療機関に搬送する流れも確認していた。
