モーサテ なるほど・ザ・新興国
本日のテーマは「南米ペルーで実践 脱炭素につながるLNG事業」。丸紅ではペルーの脱炭素に繋がるような事業を現地展開しており、丸紅が2007年より参画しているペルーLNG社は、南米唯一の稼働中液化プラントでLNG(液化天然ガス)を生産し、LNG船にて主にアジアや欧州などに輸出する事業を行っている。原料となるガスは、ペルーのアマゾン地域にあるガス田から約600キロメートルのガスパイプラインを通って、液化プラントに運ばれてるが、途中、アンデス山脈を超えており、世界最高地点を通過するガスパイプラインとして、ギネス世界記録に登録されてる。液化プラントの生産能力は年間450万トンあり、主に日本、韓国、中国や欧州などに輸出されてる。ことしはそのうち6割強をアジア地域への輸出が占めてる。脱炭素の動きとして他に、丸紅も現地の水素協会に加盟しており、グリーン水素プロジェクトの開発に向けて必要な法律、規制に関し民間企業の立場から議論に参加している。e−メタンと呼ばれる合成メタンをペルーで製造する事業の検討を行うなど、将来のさらなる脱炭素化に向けた布石を打っている。