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参議院選挙の公示を明日に迎える中、与野党の党首討論が行われた。与野党8党の党首はきのう、TBSテレビ「news23」に出演し物価高対策などをめぐり議論を交わした。ズバリ給付か減税かという質問に自民党・石破茂総理は「私達は何よりも賃上げだということを言っている」、公明党・斉藤鉄夫代表は「減税も給付も、多様な減税、迅速な給付ということを訴えている」などと述べた。公約では全国民への給付を掲げ、消費税の減税については行わない方針の与党に対し、野党各党は消費税の減税や廃止を訴えた。立憲民主党・野田佳彦代表は「食料応援給付という形とさせていただく。だからセットである」、日本維新の会・吉村洋文代表は「最も重要なことは社会保険料を下げるということ」、国民民主党・玉木雄一郎代表は「私達は減税、とりわけ所得税の減税で取って配るんじゃなくて最初から取らない」などと述べた。また、消費税「廃止」にまで踏み込んでいるのは共産党、れいわ新選組、参政党。共産党・田村智子委員長は「消費税廃止を目指して緊急に5%の減税」、れいわ新選組・山本太郎代表は「消費税廃止そして10万円給付」、参政党・神谷宗幣代表は「消費税の段階的廃止は訴えているんですがそれだけではなくてやっぱり税と社会保険料の合計」などと述べた。社民党・福島みずほ党首は「食料品の消費税をゼロ、大企業の内部留保に課税をする」、日本保守党・百田尚樹代表は「恒久的に食品の消費税を直ちにゼロにする」と訴えた。今回の参院選は事実上の政権選択選挙とも呼ばれる中、立憲・野田代表は野党側が過半数をとった場合、秋に想定される臨時国会で他の野党と政権構想をとりまとめ政権交代を目指す考えを示した。