めざまし8 (ニュース)
盲導犬とそのユーザーを密着取材した。盲導犬の主な仕事は3つ。1:曲がり角で止まる、2:障害物を避ける、3:段差で止まる。信号の判断や進む方向の指示はユーザーがおこなう。盲導犬が目的地まで連れて行くわけではない。身体障害者補助犬法では、補助犬の受け入れを拒否してはいけない、とされている。しかし、ある調査によると、受け入れ拒否を経験したことのあるユーザーが半数以上にのぼった。たとえば、内科で予防注射が受けられない、などの生きづらさを感じることもある。「受け入れ拒否もあるが、わたしの行動範囲は広がった」と話すのはユーザーの山岸加奈子さん。しかし、「(パートナーのアリエルとは)そろそろお別れ」。盲導犬は10歳で引退する。そのほとんどが別の家族の元へ旅立つ。元気なうちに余生を過ごすための決まりなのだ。10歳まであと2ヶ月。アリエルに最後の大仕事がめぐってきた。