受刑者の訓練船 その歴史とは

2024年6月29日放送 18:30 - 18:33 TBS
報道特集 (特集)

函館少年刑務所の職業訓練船「第5代少年北海丸」の維持費は年間3000万円。法務省内では予算面から廃止も検討されるが、現場では貴重な教育刑だとする声が強い。函館少年刑務所・大月健司所長は「職員、訓練生は垣根を乗り越えてチームワークが必要になる。出所後の人生を送るにあたって、非常に大切なことを学ぶことができる」と述べた。1988年、36年前にメディアで初めて北海丸を取材。当時の函館少年刑務所は木造。11人の訓練生は雑居房で生活。訓練船は第4代だった。当時は温暖化の影響もなく、1回の漁で100箱の大漁も珍しくなかった。北海丸での職業訓練は、正式には昭和33年からスタートしたが、船自体は戦前から存在。とった魚は戦前、戦中、戦後の食料難時代に受刑者だけでなく市民にも提供されていた。北海丸・菅野義三船長は「加工場もあったし、魚も獲ってきていた」と語った。日本各地で操業する北海丸は行く先々で歓迎された。船乗りは仲間という意識からか、受刑者が日頃は許されていない敬礼までしている。写真からは、昭和のおおらかな開放処遇の雰囲気が伝わってくる。


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法務省函館少年刑務所少年北海丸

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