台湾 真相とに頼清徳氏が就任

2024年5月20日放送 22:09 - 22:22 テレビ朝日
報道ステーション (ニュース)

台湾の新総統に就任した頼清徳氏、演説で「中国の脅威から台湾を守る」と宣言。宣誓は台北、孫文の肖像画の前で行われた。医師であり、元台南市長でもある頼総統。中国と距離を置き親米路線を掲げる民進党が政権を担うのは3期連続。演説で強調した中国との関係は蔡英文政権の踏襲、現状維持。中国は戦闘機を防空識別圏に侵入させ、軍艦を周辺海域に展開させた。中国外務省・汪文斌副報道局長が北京で会見、「台湾独立は破滅の道。どんな看板を持ち出しどんな主義を掲げても分裂を推し進めることは必ず失敗する」と述べた。就任式には約2万人が参加。きのう与党・民進党の本部ビルの正面で数千人単位の野党の抗議集会。台湾議会において民進党は与党ではあるが過半数を占めていない(ほか国民党、民衆党)。先日は議会改革法案を巡り負傷者が出るほど衝突するなど安定とは程遠い。総統選での得票も蔡英文前総統と比べると3分の2程度。アジア、同性婚について言及あり。習近平国家主席の映像。画像:台湾国防部HP。
台湾で蔡英文政権に続いて同じ民進党の頼清徳政権が発足。頼総統は中国との関係について「現状維持」としている。東京大学・松田康博教授によると「これまで以上に関係改善は厳しくなる。演説に2つの重要な言葉がなかった」としている。中華民国憲法と両岸人民関係条例。松田教授は「当選から就任までの4か月間、水面下で頼新政権と中国側で話し合いが全くうまくいかなかったことを表す。新総統が誕生するまでの期間は中国とコミュニケーションを図る上で重要。このままでは今後4年間中国とのコミュニケーションに期待を持てない」と指摘。台湾市民を対象に行われた世論調査では9割近くの人が「現状維持を望む」と答えている。頼総統に対しては不信感を持つ人も多い。SNS、総統選挙、タクシー運転手、野党について言及あり。(中継)台北。


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