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千葉県が水道料金20%値上げへ。水道料金値上げする予定の主な自治体を紹介。大阪・豊中市は来年2月~約30%、山口市は来年4月~平均15%など。値上げ理由(1)水道管の老朽化による工事費用の増加。全国の法定耐用年数(40年)を超えた水道管の長さ、約17.6万km→水道管の総延長のうち23.6%。なぜいま工事費用が増加しているのか。東京大学大学院工学系研究科・滝沢智教授によると、60年代〜70年代に整備された水道管が多く、法定耐用年数を超え一斉に更新時期に+資材・人件費の高騰。値上げ理由(2)節水機器の普及。千葉県営水道の場合、給水人口は2014年から上がっているが、料金収入は減っている。滝沢教授は「水道事業は原則水道料金の収入で運営されるが、最近は水道料金だけでは補えずに税金などで補填をしている事業者が地方では多い」と指摘。約20年後、全国96%の事業者で料金が平均約1.5倍に。北海道、中国、四国地方は、値上げ率が高い。共通点は、人口が減少傾向。関東・甲信越地方でも50%以上値上げする事業者が2割超。東京都は70年代後半に料金を上げているため値上げせず。財源確保がうまくいったので、30~40年は財務的に余裕のある時代が続くのではないか。しかし、今後の物価高や経済状況で料金が変動する可能性はある。出演者は「負担できない人がライフラインから外れるという事態は避けなければならない」等とコメント。