ワールドビジネスサテライト (ニュース)
ミズノは今、アパレルにも力を注いでいる。JR山手線の高輪ゲートウェイ駅直結のニュウマン高輪がきょう本格開業を迎えた。オープン前には約2500人の人が集まった。施設内には高級ブランドなど約180店舗が出店。スポーツ用品の売り上げが好調で5年連続の増収・増益となっているミズノだが担当者は危機感を持っていた。ミズノの執行役員・板橋さんは「少子化の影響で国内の競技スポーツマーケットのシュリンク(縮小)は避けがたい」などと述べた。ミズノがアパレルなどの製品に注力する背景にあるのは他のスポーツ用品メーカーの成功。ニューバランスが得意とするのはデザイン性と機能性を両立したライフスタイル商品。今では国内売上の半分以上がライフスタイル商品だという。ニューバランスジャパンのマーケティング部・加瀬さんは「相乗効果は生まれていく」などと述べた。去年の売り上げは前の年に比べ18%伸びた。ミズノは普段使いのアパレルの売り上げは全体の約2%ほど。今後は消費者との接点を増やすため直営店の出店を積極的に進める方針。ミズノの直営店は今月だけでも渋谷パルコ、ダイバーシティ東京などの施設にオープンしている。
