- 出演者
- 勝村政信 山本倖千恵 石川直宏 馬渕亮 岩田洋 石橋辰典
スポーツメーカー3社から3人を招き、スパイクや開発秘話を語ってもらう。
オープニング映像。
2019年、高校サッカー選手権で選手が愛用するスパイクBEST3ではミズノ、ナイキ、プーマがランクイン。昨年度はミズノが1位、3位、アシックスが2位だった。岩田洋氏は同じ地域の強豪校、トレセンに選ばれる先輩など、身近にヒーローがいるとスパイク選びに影響すると考える。また、アシックスの開発メンバーが高校を訪問し、選手たちとコミュニケーションを図っていることもランキングに反映しているのかもしれないという。日本代表メンバーが着用するスパイクの場合、上位はアディダス、プーマ、ナイキ。三笘薫、伊東純也はプーマを愛用し、軽量性、フィット感を重視する。冨安健洋、中山雄太はナイキからアシックスに変更。冨安は「履いた一発目から試合で使える感覚」、中山は「吸い付くような感覚」と話す。長友佑都は昨秋頃からニューバランスに変更した。
プーマの馬渕亮氏によると、他社から新たなスパイクが発売されると詳細にチェックしているという。アシックスの岩田氏は構造やスペックの他、値段設定にも注視する。ニューバランス、プーマは国内に研究機関がないため、アシックスの開発過程が気になるという。また、ニューバランスの石橋氏は「ケガを防止するのもスパイクの役割のひとつ」と話す。前足部は曲がるが、サッカー選手のケガが多い中足部は曲がってはならないといい、岩田氏は「足本来の動きを妨げない構造、設計が大事」と語った。
足の大きさが変わる育成年代について、プーマの馬渕亮氏は「ケガをしないことを意識して選んだいただければ」、ニューバランスの石橋氏は「サイズ選びはスパイクの機能性の発揮にも直結する」と語った。また、プレー環境を勘案したスパイク選びも大切。気温が30度を超えると人工芝はより熱くなり、スパイクが耐えられずにソールが剥がれるという声もあがっている。
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プーマは遮熱性を備えたインソールを開発し、靴内部の温度が上がらないような試みをしている。熱中症対策にも貢献したいという。石川直宏氏は現役時代、冷やそうと靴に水をかけていたがパフォーマンス、フィット感に支障をきたしたといい、スパイクのさらなる変化に期待した。アシックスの岩田氏は「日本代表の歴史が変わるような瞬間に向け、スパイク開発で尽力したい」などと語った。
「FOOT×BRAIN+」の次回予告。
J1リーグ第37節の日程を伝えた。
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