- 出演者
- 勝村政信 山本倖千恵 原田隆史 柿谷曜一朗
日本代表がブラジルに歴史的勝利をおさめた。2点ビハインドで迎えたハーフタイム、堂安律、南野拓実がチームを鼓舞していたという。今回、柳井正氏が魅了され、大谷翔平も実践するという原田メソッドに注目。
オープニング映像。
原田メソッドの特徴が「オープンウィンドウ64」。成し遂げたい目標を中心部分に、その周囲には達成のために必要な8要素を書くという。花巻東時代、大谷は「8球団からドラフト1位指名」と書いていた。8要素を成し遂げるための行動も記入する。運を呼び込むため、大谷は「部屋掃除」、「ゴミ拾い」といった行動を実践していた。また、原田氏によると、大谷といえども、打たれて不貞腐れ、監督から叱責されたことがあり、「急に大谷翔平が生まれたわけではない」と語った。原田メソッドはユニクロをはじめとする600社、15万人以上が実践。25の国と地域にも展開している。
原田氏は公立中学校の体育教師時代、選手が主体的に陸上を学ぶよう指導した。当初は賞罰を導入していたが、選手たちの動機づけにはならなかった。そこで、原田氏はメンタルトレーニングについて学んでいったという。自らが考えて書き、決断し、行動することで当事者意識が芽生える。原田メソッドで最初に重要なのは「目標・目的」。2011年にW杯を制したなでしこジャパンは優勝を目標に設定し、「東日本大震災で被災した国民に勇気・元気を与えたい」と目的も掲げていた。一方、柿谷曜一朗はサッカー選手になるという目標を達成したが、目的、その次の目標に関して考えが及ばないほどいっぱいいっぱいだったという。
収録前、柿谷曜一朗は16歳のプロデビュー時を思い返しながら、オープンウィンドウ64に記入。「バロンドール」を目標に据えていた。原田氏によると、メンタルトレーニングにおいて目標は大きければ大きいほど良く、達成する日付まで考えること。また、目標を達成するための8要素は心・技・体・私生活に関わる。食事面の具体的な行動について、柿谷は「16歳に戻れるなら、バロンドール、W杯優勝のため酒は控える」と振り返った。さらに原田氏は柳井正氏らをはじめ成功者たちは手帳を身に着け、「その日のよかったこと、できたこと」をメモしていたと明かした。それを積み重ねることで自信、プラス思考が養成されるという。失敗にも直視する必要があるが、「やり直せるとしたらどうするか?」と自らに問うべきだという。日誌づくりが三日坊主になったとしても、また再起して続けることで自己効力感は高まるという。
「FOOT×BRAIN+」の次回予告。
J1リーグ第35節の日程を伝えた。
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