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benbenさんこと武田美岐さんは毎週金曜日埼玉県草加市内のそうか公園などで紙芝居を行っており、多い日には約30人が集まっている。benbenさんの紙芝居は参加型の演出が魅力で、グローブが描かれた紙芝居では子どもが絵に向かってボールを投げる真似に合わせてめくっている。セリフはアドリブで、子どもたちと即興で紙芝居を作るスタイルとなっている。結婚を機に移り住んだ草加で紙芝居を始めて3年、紙芝居は構成も絵もほとんどがオリジナルである。これまで制作した紙芝居は約100作品である。benbenさんはかつて幼稚園の先生で、結婚出産を機に退職するも子どもに関わることを続けたいと考えていた。紙芝居発祥の地と呼ばれる東京荒川区育ちで、幼少期は両親が共働きで鍵っ子で、楽しみだったのが公園に来ていた紙芝居だったという。benbenさんは身近な出来事や草加を題材にした紙芝居の制作も始めており、ここに住む子どもらに地域を知り、その思いを深めてもらいたいと考えている。パンが題材の紙芝居では、市内にあるパン屋さんと店主が登場する。この日は地元の名物についての紙芝居を披露し、草加せんべいの歴史や言い伝えなどを紹介した。benbenさんの紙芝居は明日も市内で行われる予定で、場所はbenbenさんのホームページで確認できる。