ひるまえほっと (各地の話題)
埼玉県越生町の梅は今が収穫の最盛期。梅農家が約100軒ある越生町では江戸時代から特産品として梅が栽培されてきた。梅農家・山口由美さんが3年前からオープンしたカフェでは、べに梅や白加賀など梅の食べ比べができる。180年続く酒蔵では、今年3月に完成した梅の酵母を使ってつくったお酒を販売。佐藤姉弟が酒を作り、大学時代から酵母の研究を始めた弟の徳哉さんが酵母を梅の花から取った。望月八重子さんが越生町中央公民館で活動を呼びかけ越生の主婦の皆さんで作っているのが梅の木の枝で作る梅染め。剪定されたり折れたりしたものを農家からもらい、その木をじっくり煮ると梅の木が持つ色合いが出てくる。布を寄せて紐で束ねたりボールを包んで縛ったりして模様を作り、液に浸して作り上げる。今季は梅の花が咲くのが早く受粉が上手くいかず、全国的に梅の実があまり採れていない。