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高市総理大臣の国会答弁について中国側が撤回を求め反発を強めるている。きのう北京入りした外務省の金井アジア大洋州局長は、きょう午前宿泊先のホテルを出発し中国外務省に入り劉勁松アジア局長らと協議を行う予定という。金井局長は高市首相の答弁は従来の日本の立場を変えるものではないと説明し、立場の違いがあっても人的交流への影響は避けるべきだとの考えを伝えるものと見られる。また中国総領事の投稿には改めて強く抗議するとともに適切な対応をとるよう重ねて求めるものとみられる。中国側は対応をエスカレートさせ、日本への渡航を控え留学も慎重に検討するよう呼びかけているほか、民間フォーラムや日本映画公開の延期などが伝えられた。
外務省局長による協議について木原官房長官は、日中間では日常的にさまざまなレベルでやりとりをおこなっており今回の協議は定期的に相互に実施しているものだ。前回は日本で開催したことから今回は北京で開催することになったと述べた。一方きのう中国外務省の報道官は、今月22日から南アフリカで開かれるG20首脳会議にあわせた日中首脳会談の可能性について李強首相は日本の指導者と会う予定はないと述べた。また松本文部科学大臣は、文部科学省として中国にいる日本人留学生や日本人学校に対し、安全確保の徹底を求める通知を今日中に出すよう担当の部局に指示したことを明らかにした。
