私たちは海の90%を知らない〜深海のナゾに迫る!〜 (私たちは海の90%を知らない 深海のナゾに迫る)
「三角のマンガンノジュールの核は何?」という深海クイズ。正解は200~1500万年前に生息した絶滅種のサメであるメガロドンの歯だという。マンガンノジュールにはどんな成分が入っているのか調査するためまずはマンガンノジュールを粉状にすりつぶす。そして砕いたマンガンノジュールを酸で溶かし熱処理を施して溶液にする。さらに誘導結合プラズマ質量分析計を使って6000℃のプラズマでイオン化し元素を分析。マンガンが17%くらいでニッケルとコバルトは0.4%ずつくらいで銅は0.2%であるという。そのコバルト・ニッケルは電子機器のリチウムイオン電池に使用されている。コバルトの産地1位はコンゴで世界凄惨の半分以上を占めている。そこから中国で精錬し世界に出回っている。今後は環境影響評価が必要となり海底に生息する生物の調査を慎重に進める予定となる。