グッド!モーニング GOOD!いちおし
トランプ大統領が軍事支援と引き換えに言及したことでも注目されている鉱物資源。日本の鉱物資源の研究・展示をしている場所が東京大学にあるミネラフロント鉱物標本が400点以上展示されている。商業規模の金鉱山は、現在鹿児島県にしかない。日本は火山が活発なので、金属資源が豊富。子どもなどに鉱物資源に触れてもらうことで、学問分野でも興味を持ってもらい人材を発掘することも目的。ブロシャン銅鉱は緑青と同じ現象が起きた時にできる。同じ銅を含む鉱物でも、結晶の種類や一緒になる塩素の違いで色や形も変わる。銅は人類が最初に道具として使った金属。現代で銅が一番使われているのは電線など電気を通すためのライン。重晶石は、板状の結晶になるのが特徴。温泉水が海水などと混ざるとできる。重晶石を原料とするのは、バリウム。バリウムは非常に重い元素なので、X線写真を撮った時に白く見える。日本や地球の営みで出来たものではない隕石もある。特徴的な模様は、隕石に含まれる鉄とニッケルがゆっくり冷えながら分離りする際にできるもので、人の手では靴れないウッドマンシュテッテン構造をしている。隕石に含まれる鉄は、昔から刀に活用。バッテリーなどに使われるニッケルも重要な資源として注目されている。これからの資源フロンティアになるのは宇宙だけではない。マンガンノジュールは、コバルトやニッケルなどレアメタルも豊富。取れる場所は水深約5000mの海の底。新たな鉱物資源フロンティアは海。中村教授らは2016年に、南鳥島沖のEEZ内海底にマンガンノジュールが大規模分布していることを突き止めた。さらにマンガンノジュールの下にはレアアースを含んだ泥が膨大な量存在していることもわかっている。