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4日後に初日を迎える大相撲・初場所の注目は大関・琴櫻。千葉・松戸市・佐渡ヶ嶽部屋で行われた毎年恒例の元旦式。部屋の関係者やその家族が集まり、新年を祝った。大みそかまで稽古を行った琴櫻にとって、つかの間の休息だった。琴櫻は先場所、得意の四つ相撲を武器に14勝1敗の成績で初優勝を果たした。初めて挑む綱取りに向けては、さらなる成長が必要だという。琴櫻は「“限界じゃないぞ”と思って、レベルアップしていくつもりでやっている」と語った。初心に帰って基礎から見つめ直すことにした。しこやすり足など、相撲の基礎となる動作を丁寧に繰り返す。後輩たちに積極的に声をかけ、身ぶり手ぶりも交えて胸を出す。若い力士たちの成長を促すだけでなく、体や足の使い方などみずからの気付きにもつなげている。初場所まで1週間に迫ったこの日。突き押しを得意とする幕内力士たちとの稽古を行った。父で師匠の佐渡ヶ嶽親方は「初の綱取りにも気負いは感じられない」と期待を寄せる。琴櫻は「やるべきことはひとつ。すべて出し切って戦っていければいい」と語った。あすは初場所で綱取りの可能性がある大関豊昇龍について伝える。